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頭と仕事をシンプルにする 思考整理50のアイディア

思考整理50のアイディア
サイモン・タイラー 著
斉藤裕一 訳
  • 書籍:¥1400(税別)
  • 電子書籍:¥1120(税別)
  • 四六判・並製/192ページ
  • ISBN978-4-484-18104-2
  • 2018.3発行
「シンプルにする」ことは、あなた自身が選び取ることだ。その選択はどんな時でも、あなたの意思で、あるいは必要に応じてすることができる。
 
会議、メール、やる気、スケジュール、スマホ、決定、デスク、ノイズ、マルチタスク、……etc.


 この本を持ち歩いたり手元に置いたりして、必要な時にいつでも開けるようにしてもらえればと思う。力を取り戻したり、アイデアや突破口を見つけ出したり、職場のチームとテーマを共有したりすることにも役立つはずだ

 50の「シンプルノート」でパンク状態から完全に解放される。

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はじめに&このハンドブックの使い方

 はじめに

 この本は、あなたのキャリアと仕事、人生を「シンプル」にするための方法をまとめたハンドブックだ。私はコーチングの仕事でほとんど常に、クライアントの仕事とキャリア、生活をシンプルな状態に戻すことに的を合わせている。「シンプルにいこう」という合言葉によって、クライアントとの対話と理解が深まり、困難や障害が解消されて、アイデアがずっと生まれやすくなる。
「シンプルにいこう」は、私自身が問題に対処するうえでしてきた選択を言い表している。ほとんどいつでも、それがいちばん効果的、効率的なやり方であり、あなたにもできるものだ。それを「シンプルノート」にまとめたのが、この本だ。親にサイモン(Simon)という名をもらった私が「シンプル(simple)」と切っても切れない関係になり、「シンプル」は私の信念になった。困難な状況や仕事に直面したとき、クライアントが行き詰まってしまったときの「頼みの綱」になった。シンプルにすることで、必ず道が開けるのだ。
 私はフリーランスや大企業の社員として働いたり、あるいは小さな新興企業や自分自身の会社で仕事をしてきたほか、他の会社の取締役も務めてきた。コーチ、コンサルタント、ファシリテーター、セミナーの講師として、すばらしい学びの場も経験してきた。このすべてが、数的にも質的にも豊富なケーススタディにつながった。
 私は長年、並外れて複雑な人生や事業の計画を目の当たりにしてきた。複雑さから問題が生じて遅れや混乱、失望、さらにはまひ状態に行き着く場合もある。実際には常にシンプルなやり方があるのだが、「シンプルにいこう」と口で言われることはあっても、それが徹底されることはほとんどない。
 私は長い間、それを実践し、その過程でさまざまな発見をしてきた。2009年にはブログを始め、頭に浮かんだことを2〜3週間ごとに書き込んでいる。クライアントとの会話の内容や自分自身の課題、何かで読んだり聞いたり、経験したりしたことなどだ。思いも寄らない出来事や説明がつかないような出来事について書くことも少なくない。その手の内容は読者の反応が特に大きくなりやすい。インパクトが大きいのだろう。
 この本については、直線的に(初めから順に)読むよりも、その日や週の自分の状況に役立つ考え方やアイデアを読み取っていくことをお勧めする。この本以外の内容も含めて利用しやすくするために、ウェブサイト(www.simontyler.com)で選択ツールを使えるようにした。仕事や人生の最も一般的な問題の一部に役立つ「シンプルノート」をドロップダウンのリストから選ぶことができる。それぞれの「シンプルノート」から、新しい形で課題と向き合う方法が得られるはずだ。
 私は本書の全体を通して、これまであなたがほんの少ししか考えていなかった問題、表面的な答えしか出していなかった問題を投げかけるようにした。効果を最大限に高めるために、そのそれぞれの問いについて、立ち止まってじっくり考えてみてほしい。ペンを取って考えを紙に書くのもいいだろう。
「シンプルノート」をいくつか読めば、前向きな自己変革を起こすうえでのいくつかの基本的テーマに気づき始めるはずだ。私のコーチングと「シンプルノート」の中心にある信条は、次のような点に基づいている。
  
 自分で求めていようがいまいが、自分で考えることが結果になる。
 思考は感情を引き起こし、感情は行動を引き起こす。そして、その行動が自分の世界で結果を生み出す(どんな場合でも)。
 自分の考え方がどこから来ているのか、何がそれを引き起こしているのかを理解すれば、自己成長の道を大きく進んでいけることになる。
 そして私は常に、シンプルであることの重要性に立ち返るようにしている。
 生活で困難に直面したときには、シンプルにすることで状況が良くなる。
 生活が順調なときには、シンプルにすることでさらに状況が良くなる。
  
 この本を持ち歩いたり手元に置いたりして、必要な時にいつでも開けるようにしてもらえればと思う。力を取り戻したり、アイデアや突破口を見つけ出したり、職場のチームとテーマを共有したりすることにも役立つはずだ(遠慮なくそうしてほしい。この本や私のサイトのことをチームのメンバーに教えてもらえれば幸いだ)。
 この本であなたはきっと、驚くほど役立つアイデアをいくつも得られるだろう。うまくいって自己変革が進むようになったら、ぜひ私に知らせてほしい。その成果は他の人たちの刺激になるはずだから。「シンプルにする」ことは、あなた自身が選び取ることだ。その選択はどんな時でも、あなたの意思で、あるいは必要に応じてすることができる。
  
                                                                                サイモン・タイラー   



このハンドブックの使い方

 この本は簡潔に、内容をのみ込みやすいようにした。「シンプルノート」はそれぞれ独立しているので、1つずつ分けて読み進めていくのが理想的だ。毎週1つずつ読み、それを実行していくことで、自分自身を高めていける。それぞれの「シンプルノート」は記憶に残りやすいタイトルにして、さらに刺激になる名言を付け加えた。その名言だけでも、しばらく考えてみるのに値する。
 しかし、この分野の本の多くがそうであるように、あなたの心に強く響く「シンプルノート」がある一方で、顔をしかめたくなるようなものもあることだろう。そうした抵抗を感じたものは切り捨てて、流れを保つようにしてほしい。自分が気に入ったものを実践し、それ以外はパスすればいい。したがって、この本の使い方としては―
  
● 初めから順に、毎週1つずつ「シンプルノート」を追っていく。

● 初めから読み進めて、自分が気に入ったページに印を付け、自分の準備ができたところで、それを実践していく。
  
● ランダムに本を開き、そのページの「シンプルノート」から始める。
  
● 参考書として使う。自分の同僚やクライアント、職場のチームの必要に応じて、それに合う「シンプルノート」を見つけ出し、一緒に取り組む。
  
「シンプルノート」を実践に移していくうちに、自分の考えが落ち着き、それまで困難に思えた状況に余裕をもって向き合えるようになるだろう。どの「シンプルノート」を選んでも、楽しみながら課題を実践するようにしてほしい。そこでも大事なのは、常に「シンプル」にすることだ。
  
 物事をシンプルにするための「シンプルノート」
 
「この世界のすばらしさは、私たちが今いるところでなく、向かっている先にある」
     オリバー・ウェンデル・ホームズ・シニア(1809ー1894年)

目次

はじめに
このハンドブックの使い方
 
01  ベストな状態か?
02 ノイズ
03  落ち込みを止める
04 構え
05 言葉
06 いつ?
07  再起動
08 「メールの竜」を退治する
09 自分自身の「CIA」
10  ダッシュする
11 一時停止
12  仕事スペースの片付け
13  ダブルタスキング
14 スマホの時
15 自分の「常態」をリセットする
16 時間と空間
17  前進する
18  活力を高める
19 「圧倒」を単純化する
20  前に進むためのシンプルな3つのステップ
21 「緊急病」
22 「6つと半ダース」
23  我慢
24  生活に目標を採り入れる
25  期待のプレイリスト
26  リトリート
27 フラストレーションを抱えない
28 自分の生産性を高める
29  追い風
30  5点満点の状態になる
31 「思考管理」入門
32  ミルクの鍋を火にかけたままでいないか
33  自分の中の「取締役会」
34  内なる批評家の力を高める
35 「でなければならない」の縛りを外す
36  シンプルな瞑想
37  時間の投資の見返り
38  決意をシンプルにする
39  何を読むか?
40 「3-4-3」戦略
41  1つに集中する
42 いつもの顔に戻る 
43  軽い草取り
44 「Ctrl+Alt+Del」
45 いちばん大事な会議
46 「今、ここで」行動する
47 最も影響する5人
48  目的意識のあるチーム
49  思考者は思考し、実証者は実証する
50 自己判定
 
シンプルにいこう
私が触発された人と情報
フォローをお勧めしたいもの
参考文献

プロフィール

<著者>サイモン・タイラー Simon Tyler
ビジネスコーチ、モチベーショナルスピーカー。子どもの頃のあだ名「シンプル・サイモン」を受け入れ、シンプルに関する頭の使い方やさまざまな手法を伝授し、多数の企業経営者やリーダー、事業オーナー、企業家の成功を手助けしている。著書に“The Impact Code” (Lid Publishing)がある。
ウェブサイト:www.simontyler.com
ツイッター:@simplysimont
インスタグラム:simontyler_official

<訳者>斉藤裕一 Yuichi Saito
ニューヨーク大学大学院修了(ジャーナリズム専攻)。主な訳書に『マッキンゼー式 最強の成長戦略』(エクスナレッジ)、『マイクロソフトの強さの秘密 リーダー・セラピー』『最新 ハーバード流3D交渉術』『「評判」はマネジメントせよ 企業の浮沈を左右するレピュテーション戦略』『脳のフィットネス完全マニュアル』(以上、CCCメディアハウス)などがある。
装丁&本文デザイン 竹内淳子(慶昌堂印刷株式会社)