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デンマーク・ヒュッゲ・ハンドブック 幸せになる52通りのヒント
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マリー・トレル・スナベア
著
菅野美津子 訳- 書籍:定価2035円(本体1850円)
- 電子書籍:価格1628円(本体1480円)
- 四六判・並製/208ページ
- ISBN978-4-484-17109-8
- 2017.11発行
女優の著者がデンマーク中を旅して、人々にインタビュー、そして写真に収めた、
毎日の暮らしのなかで「ヒュッゲ」が姿を現すとき。
季節・料理・インテリア・音楽……、
「誰かと一緒に過ごす喜び」をキーワードに、
忘れかけていた、日々の中の「しあわせ」の見つけ方、感じ方を再発見するコンパスとなる1冊です。
毎日の暮らしのなかで「ヒュッゲ」が姿を現すとき。
季節・料理・インテリア・音楽……、
「誰かと一緒に過ごす喜び」をキーワードに、
忘れかけていた、日々の中の「しあわせ」の見つけ方、感じ方を再発見するコンパスとなる1冊です。
内容
デンマークの歴史や国土の特徴から生まれた“ヒュッゲ"は、厳しい現実の中で、ささやかな努力によって手に入る安全で安心な避難場所。ヒュッゲの感覚を身に付け、日々、エネルギーと勇気をチャージすることが大切です。
「世界でもっとも幸福な国」と評される国のこの考え方、ライフスタイルは、転機を迎えている日本でも必ず、ヒントになるはず。
美しい写真とともに、ヒュッゲを日常生活で実践する方法をわかりやすく伝えます。
目次
はじめに
ヒュッゲという言葉を使ってみよう
ヒュッゲって、そもそも何だろう?
誰かと一緒に過ごす喜び
食卓にこそ、ヒュッゲは宿る
ヒュッゲリーなおいしいレシピ集
あなたの家にヒュッゲが舞い降りるとき
部屋ごとにつくりあげるヒュッゲな空間
ヒュッゲな雰囲気をつくる11のヒント
季節ごとに表情を変えるヒュッゲ
ヒュッゲの未来について
あとがき
はじめに
ようこそ、ヒュッゲの世界へ。
お会いできて、ヒュッゲリーです。言葉としては新しいかもしれませんが、きっとあなたはもう、ふだんの生活の中でヒュッゲを経験したことがあるはず。だって、「ヒュッゲ」とは暮らしの中のささやかなことに幸せを見出すための、デンマーク語なのですから。
ヒュッゲは、デンマーク人の国民性と深い関係があります。でも、本質的にはデンマーク人だけが持つ感覚ではなくて普遍的なもの。あなたが誰で、どこに住んでいても、ヒュッゲはみんなのためにあるのです。
私はマリー・トレル・スナベア。コペンハーゲンに住む女優です。現代人のほとんどがそうだと思いますが、私も仕事に追いまくられることがよくあります。劇場でのリハーサルに続いてTVシリーズのキャスティング、時にはそれがスタジオでのディズニー新作映画の吹き替え作業に変わることもあります。そして、すべての手を止めて、自分自身に戻る時間を持つことを忘れてしまうのです。
そんな時は、ヒュッゲを感じることがとても大事。家族や友人とヒュッゲなひとときを過ごしたり、家をヒュッゲリーにして自分自身とヒュッゲな時を持ったりするのです。
ヒュッゲにはいろいろな形ややり方があって、人それぞれに違いがあるようです。どんなふうにヒュッゲするのか、ヒュッゲとはどんな意味を持つのか、この本を通してたくさんのデンマーク人が紹介してくれます。その中からインスピレーション源を得られるものを見つけてヒュッゲのベースを創り、あなた自身の日常生活の中で発展させていってください。
デンマーク人の多くは、ヒュッゲを求めて努力します。ささやかだけれどお金では買うことのできない大切な瞬間に向かってコンパスみたいに私たちを導き、ありふれた日常の中にマジックを見つけさせてくれるのがヒュッゲなのです
略歴
著者
マリー・トレル・スナベア
マリー・トレル・スナベア
M a r i e T o u r e l l S ø d e r b e r g
コペンハーゲン生まれのデンマーク人女優。
舞台や映画に出演していない時は、ドラマの世界を離れてヒュッゲの美学を実践中。国中を旅して、普通のデンマーク人とヒュッゲの持つ意味について語り合い、また専門家たちになぜデンマーク人の暮らしにはヒュッゲが必要なのかをインタビューして本書を執筆。
訳
菅野美津子
菅野美津子
雑誌の編集・ライター業を経て、1996年に渡英。ロンドンで通訳・コーディネーター・ライター業を続け、2012年に帰国。通訳案内士の資格を持ち、現在は翻訳の他に訪日VIPのガイドも務めている。
スタッフクレジット
●ブックデザイン/ 原田恵都子(Harada+Harada)
●カバー刺繍/ a t s u m i
●カバー写真/ John Chan
●校閲/ 円水社
●デンマーク語/ CHIEKO&MAYA TOMITA