増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉

増田のブログ
増田宗昭 著
  • 書籍:定価2750円(本体2,500円)
  • 電子書籍:定価2200円(本体2,000円)
  • B5変判・コデックス装/432ページ
  • ISBN978-4-484-17210-1 C0034
  • 2017.03.30発行

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO増田宗昭が社員に向けて10年間つづり続けてきた、仕事論・組織論、そして経営理念を書籍化!  注目の経営者である増田宗昭が自身の思いを伝える手段として大事にしてきたブログ。このブログをカテゴリー別に分け、読みやすく再編集した一冊。

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内容

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO増田宗昭が社員に向けて10年間つづり続けてきた、仕事論・組織論、そして経営理念を書籍化!  注目の経営者である増田宗昭が自身の思いを伝える手段として大事にしてきたブログ。このブログをカテゴリー別に分け、読みやすく再編集した一冊。

前書き

2007年2月に、
CCCグループの社員に向けてブログを書き始めました。
CCCのビジョンとか、大切にしてほしい価値観を直接、
伝えたいと思ったからです。
この本は、1500本近くある10年分のブログの中から
選んだ原稿をまとめたものです。
紹介されているエピソードや、登場する方々の役職は、
原稿を書いた時点でのもののままにしています。
社内ブログということで、
CCC用語とも言うべき略語も頻出しますが
これもそのままにしております。
誤字脱字、不適切な発言、事実誤認、
記憶違い多々あるかと思いますが、
当時の心象風景をできるだけ忠実にお伝えするために、
敢えて修正しておりません。
ご意見、ご批判など甘んじて受ける覚悟でおります。
いろいろな方にご迷惑をおかけするかもしれませんが、
何卒ご容赦いただきたく、お願い申し上げます。

増田宗昭
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
代表取締役社長兼CEO

もくじ

もくじ
前書き

第1章 経営哲学

創業シリーズ① LOFTのスタート
創業シリーズ② TSUTAYA一号店の物件開発と本の調達
お客さんの気分になる方法
成長の本質
蔦屋書店1号店の想い出
他社の評価と、自己評価
二号店は失敗する、というセオリーと、代官山
中期計画の嘘
儲かる仕事って…
会社の成長って
パワーポイントは手段のひとつなのに…
2号店が失敗する理由
経営とは失敗の許容である
日進月歩
最近、営業していて思うこと
真実はひとつかもしれないし、ひとつじゃないかもしれない
主体性を育むためには
今日、感動した一言
信用を創るということ
直感力
分業化の弊害とビジネスチャンス
師走の人混みの中で思うこと
営業するということ
明日から、また新しい年度が始まる
全体最適と個人の権利
成長と、リスク
会社の成長戦略

第2章 組織論

7人乗りのボート

成長の副作用~ピーターの出現
考える集団と、考えない集団
人を動かす
銀行強盗と、報酬制度
組織が元気になる4つの要素/明確な目標編
組織が元気になる4つの要素/単純な組織編
組織が元気になる4つの要素/信賞必罰編
ラグビーワールドカップでの、日本の活躍で見えたこと
会社のトップに必要なものは?

第3章 企画

カンヌ映画祭とケインズ
最近思うこと「未来は、過去の延長線上にはない」ということ
企画力の源泉
すぐ、って増田が言う訳
Tカードの営業で増田が受けた単純な質問
企画の真髄
増田が二子玉川まで走る訳
森、木、葉っぱ
プレゼン準備
誰も知らない増田の企画手法
人を動かす2
需要創造
先入観との戦い
その場で1年後の企画をする訳
本当のBOOK&CAFÉ
CCCの未来の仕事
お返事は相手がしているようだが、本当はこちらがさせている

アートのある生活の提案
企画会社/企画を作るということ①
企画会社/企画を作るということ②
店の作り方
生活提案をするという仕事
いろんな無駄、失敗があったから
風景は目で見ているようだが、実は目で見ていない
Airbnbと、CCCの記者会見
ディテールに魂は宿る
3人のお客さん

第4章 価値観

信用?
菅沼くんとヤスくん
エレベーターに載った5人の社長
増田が、毎日ジーパンな訳
鶴田さんへの心の弔辞
人と人との関係性/依存と共存
信用と自由
いいとか、悪いとか。キレイとか、キレイじゃないとか。
未知との遭遇
未知との遭遇/社員にとっての未知との遭遇
わかっているけど、できないこと/整理整頓
行動規範シリーズ/会社にいるな、世の中にいろ
ありがとうと言われる仕事をする
バッドニュースファースト
結果<原因の意味
決断
選んでいるようで、実は選ばれている
信頼されたい、と思う心にエゴ
期限の利益の喪失と、犠牲者
顧客の言うことを聞くな、顧客のためになることをなせ
約束と感謝

第5章 心象風景

オヤジの法事
日販さんとCCC
「父の日」の夜
鈴屋の鈴木会長からお手紙が
「学ぶ力」と軽井沢ベルコモンズ
お袋の葬儀
絶望と希望
忙しい、ということ
違和感の意味
メディアはメッセージ
神が与えし創造力
大切なもの
2つの革命/代官山オープン朝礼の映像
会いたい人が減ってきた
人生を変える一言
上から目線
人の行動は、つもりの集積
明日も晴れるといいな
悲観と楽観
営業するために、必要なこと
成長と膨張
踏み込む
増田の最近の口癖
自分が持つべき、自分の物差し

略歴

増田宗昭
(ますだ・むねあき)

1951 年生まれ、大阪府枚方市出身。日本全国に1400 店以上を数えるTSUTAYA を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)代表取締役社長兼CEO。同志社大学を卒業後、株式会社鈴屋に入社。軽井沢ベルコモンズの開発などに携わった後、同社を退社。1983 年に「蔦屋書店 枚方店」をオープンさせ、1985 年にCCC を設立する。同社は2003 年に、業種横断的な共通ポイントサービス「T ポイント」をスタートさせ、その会員数を4918 万(2014 年7 月末現在)までに拡大させるなど、多様な事業を展開。2011 年には団塊世代を中心とした大人たち〝プレミアエイジ〟のための文化空間「代官山 蔦屋書店」と、上質な生活提案を行う個性的なテナント群から構成される「代官山T – SITE」を東京都渋谷区にオープンさせ、さらに佐賀県武雄市では「代官山蔦屋書店」のコンセプトを公共施設の中に大胆に取り込んだ「武雄市図書館」の運営を2013 年に開始。この図書館は開館13 ケ月で入館者が100万人を突破するなど大きな話題を呼ぶ。これらの企画を発案、実現する増田は、いま日本で最も注目を集める企業経営者の一人である。

ブックデザイン/堀 康太郎
写真/岡田 敦
編集/元永純代

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