ユーミンとフランスの秘密の関係

ユーミンとフランスの秘密の関係
松任谷由実 著
  • 書籍:定価2750円(本体2,500円)
  • 電子書籍:定価2200円(本体2,000円)
  • 四六判・並製オールカラー/216ページ
  • ISBN978-4-484-17202-6
  • 2017.02.15発行
フィガロジャポン連載「アンシャンテ ユーミン!」の書籍化
ユーミンが10代から影響を受けてきたフランス文化について。その出合いと、フランスへの想い、ユーミンの視点でパリジェンヌについて語り、また、活躍中の若手作家や有名建築家たちとの対談では「フランスの話」「カルチャーの話」と縦横無尽に語り合い、実際に彼女がフランス(コートダジュール、パリ)へと旅をし……「フランスが私に教えてくれたこと」をテーマに、ユーミンが語り尽くします。
ユーミンのあの名曲とフランスの関係、ユーミンの目を通して見るフランスカルチャー、そして日本文化など、新しい発見がいっぱいの1冊です。
対談相手:原田マハ・野崎歓・スプツニ子!・松岡正剛・妹島和世・柚木麻子(敬称略)他サプリメント(付録):フィガロジャポンの取材でフランスへ行ったときのユーミンのオフショットを初お披露目!

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Paris, Je t’aime... パリと私

<アンシャンテ・パリ、アンシャンテ・フランス
あらためて白状しますが、私の創作世界はパリ、パリジェンヌ、そしてフランス文化から少なからず影響を受けています。手掛けた楽曲は650を超えますが、あるときは自覚的に、あるときは無意識に、その匂いを忍びこませていた気がします。それが何だったのか。デビューから45

年経った今、少し考えてみたくなりました。ヒントを教えてくれそうな人たちに会い、あらためてフランスにも出かけてみることにしました。

アンシャンテ・パリ。アンシャンテ・フランス。

とても馴染み深い世界に「はじめまして」の気持ちで。まずは、私とフランス、パリとのなれそめ。そして今のフランスへの想いから。

目次

Paris, Je t’aime…パリと私
 
第1章 Les Parisiennes フランス女性について
 
第2章 Les ent retiens 気になるカルチャーについて、あの人とおしゃべり
 
松任谷由実×原田マハ(作家)
 
松任谷由実×エリザベット・ドゥ・フェドー(香りのエキスパート、歴史家)
 
松任谷由実×野崎歓(フランス文学者)
 
松任谷由実×スプツニ子!(アーティスト)
 
松任谷由実×松岡正剛(編集者)
 
松任谷由実×妹島和世(建築家)
 
松任谷由実×柚木麻子(作家)
 
第3章 Voyages autour de l’art フランスと日本、アートを感じる旅の話
 
コート・ダジュールの旅
 
パリのクレイジー・ホースへ
 
スキャパレリのサロンへ
 
モネの庭、ジヴェルニー
 
現代アートの新聖地で、未来を感じる
 
金沢へ、「侘び」の旅
 
金沢の「華」、女性たちから感じること

 
第4章 Vive le Japon! ユーミン世界に息づく、フランスと日本の文化
 
Supplément album photo de voyage en France フランス旅の思い出

略歴

松任谷由実:Yumi Matsutoya

通称ユーミン。1954 年1 月19 日、東京都生まれ。72 年、多摩美術大学在籍中にシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビュー。73年、ファースト・アルバム『ひこうき雲』をリリース。それまでのフォークソングとは一線を画する、ファッション性の高いメロディと独自の写実的な歌詞で、女性シンガー・ソングライターの草分け的な存在に。76年、アレンジャー、プロデューサーである松任谷正隆と結婚し松任谷由実に。革新的なステージを生み出してきたアーティストであると同時に、本名だけでなく呉田軽穂名義で他のアーティストにも多数の楽曲を提供。2012 年11 月20 日にデビュー40 周年を迎え、記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』をリリース。13 年11 月37 枚目のオリジナルアルバム『POP CLASSICO』をリリース、14 年10 月に帝国劇場にて舞台、第二弾「あなたがいたから私がいた」を上演、15 年秋公開映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」の主題歌「気づかず過ぎた初恋」を書き下ろすなど精力的に活動。16 年11 月、38 枚目となるオリジナルアルバム『宇宙図書館』を発売。同時期より自己最長・最多本数の全国ツアーを開催。

●装丁/名久井直子
●本文デザイン/名久井直子、畑友里恵
●校閲/円水社

●構成・文/矢口由紀子

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