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フランス人はバカンスを我慢しない 仕事も人間関係もうまくいく、知的エゴイズムのすすめ

フランス人はバカンスを我慢しない
生島あゆみ 著
  • 書籍:¥1,400(税別)
  • 電子書籍:¥1,120(税別)
  • 四六変型判・並製/176ページ
  • ISBN978-4-484-16229-4
  • 2016.12発行
フランス人の 数多くの友人や、エリート層との交流から学んだ、セラヴィ人生哲学。
フランス人の生き方(寛容で他人との共存を重んじながらも個人主義・・・言うなれば知的エゴイズム)。その視点で「仕事」「人間関係」「生活の楽しみ方」を見直すと、ストレス社会に参考になることが沢山!

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内容

30代になって、フランスとドイツへ留学した著者が体験を通して得たフィロソフィー「知的エゴイズム」という生き方。
考え方の異なる他人に対する”寛容”を軸に、「自分らしくある仕事の仕方」「自分らしくある人間関係の築き方」そして「自分らしくある生き方」とは?
特に、結婚や子育てを控えている30代~40代の女性、そしてこれまで仕事の現場で活躍してきた女性たちが、
いかにストレスから解放され、自分らしく楽しく、毎日を過ごしていくかのヒントを、この1冊は教えてくれます。

はじめに

 
着眼点を変えれば、物の見方は変わる
  
 私は現在、旅行会社に勤務しながら、フランス語と英語の通訳案内士の仕事をしています。文化(生花、茶道、能楽)体験をはじめ、庭園、食(特に和食。醬油や酢の醸造元訪問など)の分野にテーマを絞ったツアーにも携わっています。
  
 また、通訳、翻訳者として、クラシック音楽関連のテレビ番組でのインタビューや、食関連の仕事(星付きシェフやパティシエの講演会など)にも従事しています。最近は、海外向けのウェブ・マガジンで、念願だった日本の文化を英語で紹介する記事も書くようになりました。
  
 実は、こうした仕事はすべて、私が50代になってから確立したものです。それまでの20〜40代は、企業勤めや、フラワー・アレンジメントの仕事、英会話学校の講師など、いろいろな仕事をして、悩んだり試行錯誤を繰り返したりした末にようやく、自分という個性を発揮するために自分自身で作り上げたものだと自負しています。そして、そこに至るまでに見つけていった「自分が輝くためのヒント」というのは、すべてフランス人から教えてもらったことだと思っています。それが、本書を書くきっかけになりました。
  
 私は子供の頃から身体が弱く、高校時代までそれがさまざまな形で続いたために学校に行けない時期があり、「登校拒否」のレッテルを貼られたりしました。そのせいか、群れの中に入るのが大の苦手。大学時代も一匹オオカミで過ごしていたように思います。卒業後は、工業機器メーカーに入って英文ニュースレター作りを担当したり、人材派遣で大手商社の入札図書の作成などの仕事をしたりしていましたが、組織の歯車として働くことに疑問を感じると同時に、いまひとつ自分の個性が見いだせない、やりたいことがわからない状態が続いていたのです。
  
 そんな時に機会を得たのが、3年間のフランスとドイツへの留学でした。私はもう、30代に入っていました。不安でいっぱいの旅立ちでしたが、留学生活を満喫しました。特に、フランス語が下手な私でも偏見なく受け入れてくれたフランスという国とそこに暮らす人々と出会い、私はとてつもない開放感を覚えました。初めて私という個性を受け入れてもらえたように思えたのです。


<中略>

 みなさんもご存知のように、私が愛するフランスは、いま、難しい局面を迎えています。しかし、私の心の中にあるのは、強く毅然として、しかも人間を愛し、寛容なフランスの姿です。 私の若い頃のような悩みや迷いを抱えた方は、大勢いらっしゃると思います。でも、世の中は、刻々と変わっていきます。日本でも、やっと「個性を生かせる時代」、いえ、「個性を生かさなくてはいけない時代」が到来しています。そんな今だからこそ、思い切って、自分の考え方や考えるベクトルを少し変えてみてはどうでしょう。今の小さな一歩が、10年後には大きな変化を遂げているはず。それは、私自身が体験したことです。
  
 特に今、30〜40代の方々は、この変動する世界の中で、周りのいろいろな環境に左右されざるを得ないこともたくさんあると思います。とりわけ、子育てをなさっている方は、人一倍の悩みや困難と、日々戦っていらっしゃることでしょう。でも、だからこそ、自分の「こころざし」を見つけてください。結局のところ、自分にしか、自分のことは見つけられません。自分を輝かせる方法も自分にしか探せないのです。

 その第一歩は、自分を解放すること。そのためには、まず自分を好きになって、大切に思ってあげることです。どんな小さなことでもいいのです。今日から、自分の「好き」をひとつ見つけることを始めてみませんか?
  
 歌にもあるように、「ナンバー・ワンでなくても、オンリー・ワン」。本書が、あなたがあなたらしく楽しい人生を送るために、何らかのお役にたてれば、とても嬉しく思います。

目次

まえがき
着眼点を変えれば、物の見方は変わる
 

Chapitre1 「知的エゴイズム」のベースは個人主義 
 
フランス流スーパークールな生き方を知的エゴイズムと名付けました
 
知的エゴイズムを実践する人々を紹介しましょう
 
今こそ、日本で働く女性たちに知的エゴイズムが必要です
 
話題の「クリエイティブ・クラス」も知的エゴイスト集団です

 
Chapitre2 気持ちの余裕が100倍になる「知的エゴイズム」仕事の流儀 
 
得意分野で勝負しましょう 
 
フランス人は会議に無駄な時間をかけません 
 
個性を生かし最強のチームワークをつくる、真のリーダーの存在
 
フランス人は、燃え尽きるまでは働かない
 
30~40代の子育て世代が実践する、「知的エゴイスト」流働き方
 
フランス人はストレスに弱い。だから、ストレスを我慢しません
 
長時間労働はしない、バカンス大好きなフランス人に学ぶ
 
長いバカンスは、むしろ経済効果をもたらします
 
個人主義でも生産性の高いフランス、学力は高くても生産性の低い日本
 
フランスはどの産業も世界屈指のレベルにあるという事実


Chapitre3 空気を読まないほうが、人間関係はうまくいく 
 
フランス人のおしゃべり好きに、見習うべきところはたくさん
 
討論に勝てる会話力・議論力を育てましょう
 
KYのほうが人間関係はうまくいきます
 
真の会話力は豊かな人生を映し出すものです
 
友人とのおしゃべりは、生活と人生の大切な一部
 
親友はたった2、3人でいいのです
 
人間関係を円滑にする、セラヴィの交際術

 
Chapitre4 「生活の美」―― 自分を楽しませる人生哲学 
 
食は文化。興味を持てば、何かが変わります
 
散歩と読書。簡単にできるカラダとココロの気晴らしを
 
ダンシャリなんて、とんでもない!
 
週末は、ふだんとは違うことをしてみましょう
 
アリとキリギリス、あなたはどちらの人生哲学を選びますか?

 
あとがき "寛容"こそが、知的エゴイズム実践の軸なのです

略歴

生島あゆみ:Ayumi Ikushima
大阪府出身。甲南大学経営学部卒業後、カナダ・フランス・ドイツに語学と花を学ぶために留学。現在、旅行会社「日本の窓」に勤務し、英、仏の通訳及び
通訳案内士(主に個人のVIP 向け)の仕事に携わる。日本の文化・歴史(特に食と庭園)を紹介するため、嵯峨御流師範、日本庭園デザイナー、フードコーディネーターの資格を持つ。有名シェフのアテンドや、クラシック音楽関連のテレビ番組でインタビューも担当。ライフワークとして、フランス風花束レッスンを京都で開催。カンヌ映画祭の会場の花装飾にも協力、参加した経験がある。ヨーロッパ(特にフランス)と日本の文化の架け橋となるべく、独自の“おもてなし文化論”を体系化し、講習会やオリジナルツアーを企画・開催中。
●ブックデザイン/塙 美奈(ME&MIRACO)
●イラスト/Rina Iwai(vision track)
●校正/円水社
●編集/菅野美津子