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話しかけなくていい!会話術

話しかけなくていい!会話術
木村隆志 著
  • 書籍:定価1540円(本体1,400円)
  • 電子書籍:定価1232円(本体1,120円)
  • 四六判・並製/216ページ
  • ISBN978-4-484-16201-0 C0030
  • 2016.1発行
完全アウェイな場所でも、これさえ知っていればなんとかなる! 無言でも、ひと言でも、人に好かれる画期的コミュニケーション術。
本書では、いかに“話しかけてもらうか”に焦点を絞り、その具体的テクニック、相手の話が弾むようなリアクションの取り方、好感度を上げる小技などを紹介する。

書籍

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電子書籍

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内容

「話しかけられる」人になるための88のちょっとしたコツ

――これさえ知っていれば、もうさみしくない!


◎人は「話しかける」より「話しかけられた」ほうがうれしい

◎話が上手くなるほど嫌われる

「口ベタの人こそチャンス」の時代


どんなに話が上手くなっても、周りの人から好かれないのであれば意味がありません。だからこそ、みなさんには、話の上手い人ではなく、コミュニケーションの上手い人になってほしいと思います!

Prologue

会話が盛り上がらないのはなぜ?
 
「会話が盛り上がってないな……」
最近はどこへ行ってもこう感じる機会が増えました。
 
会社の休憩室やエレベーター、取引先との親睦会、とあるパーティーやイベント、合コン。どこもあまり会話が盛り上がっていない気がします。
お互いに愛想笑いをしているだけでそれほど言葉を発さず、どちらかが声をかけるけど、当たりさわりのない話ばかりで続かない。ひどい人は、ロクに目すら合わせず、逃げるようにスマホを取り出して液晶画面を見てしまう。もちろん、この人たちは、それ以上に打ち解けて仲よくなることはないでしょう。
 
つまり、ほとんど話していないのに、「この人とは仲よくなれないかな」とみなしてしまい、距離が縮まることはないのです。その先の会話に共通点や共感できることがあって、意気投合できるかもしれないのに。

ただ、ネットやアプリなどの発達で液晶画面を介した会話が増え、対面会話の機会が減っているだけに、そうなってしまうのも仕方ないのかもしれません。
 
あなたは以下の7つに心当たりはないでしょうか?
 
・公私ともに、対面で会話する機会が減っている
・自分から声をかけるのが苦手で、仕事にも多少の支障がある
・ネットツールでは気軽に話せるのに、面と向かうと第一声が出ない
・会話の相手は同じ人が多く、基本的に好きな人とばかり話している
・気まずい雰囲気のまま、会話が終わるときがある
・会話上手な人を見ると「うらやましい」と思ってしまう
・翌日以降、何を話していたのか、思い出せないときがある
 
1つでもあてはまるものがある人は、ぜひこの本を読んでノウハウを実践してほしいと思います。そして、7つすべてあてはまる人も心配無用。決して深刻な状態ではなく、行動パターンを少し変えるだけで改善できるでしょう。

書店には、話し方や会話術の本がズラリ並び、コミュニケーションをテーマにした講演・セミナーも頻繁に行われていますが、これらはいずれも「積極的に話しかける」タイプのものばかり。デジタルコミュニケーションが主流となり、よりシャイになった現代人にはハードルが高いものなのです。

そこでこの本は、「『無言』か『ひと言』のみで会話を盛り上げ」て、「相手から好かれる」というコンセプトで書きました。会話はよいスタートが切れて、1度でも盛り上がることができれば、成功したも同然。決して積極的に話しかけたり、冗舌に話し続けたりする必要はないのです。

「話しかける」より「話しかけられた」ほうがうれしい

日ごろ私はコミュニケーションに関わるさまざまな相談を受けていますが、ここ数年間、会話に関する執筆や相談依頼が増えています。しかもその大半が、「何を話したらいいかわからない」という〝自分から話しかけられない人〞をターゲットにしたものでした。
自分から話しかけられない人たちは、口をそろえるように「うまく話す自信がない」「嫌な顔をされたくない」と言いますが、それも仕方がありません。
そもそもほとんどの人は、「自分から話しかけるより、相手から話しかけられたい」「そのほうが気楽だし、うれしい」と思っているからです。
また、最近は「見たいものを見たいときに見られる」「ほしいものをほしいときに買える」など簡単な手続きや安価で、希望がかないやすい時代になりました。そのため人間関係においても、「どうしても手に入れたいもの」=「わざわざ話しかけてまで仲よくしたい人」と思えなければ話しかけられるのを待つだけ、という受け身のスタンスを取る人が多数派になっています。
 
しかしそれは見方を変えれば、「お互いに〝話しかけやすい状況〞を作れていない」というだけ。その状況さえ整えば、どちらからともなく話しかけられるし、笑顔のまま会話が進んでいくものです。もちろん、ただ待っているだけではダメなのですが、無理に頑張って話しかける必要はありません。
この本に書かれているのは、どれも簡単で「誰でも」「今すぐ使える」シンプルな方法ばかり。もしあなたが「周りの人から話しかけられたい」と思っているのなら、迷わずこの本の方法を使ってみてください。

話が上手くなるほど嫌われる

数えきれないほどの会話本がある中で、こちらを手に取ったあなたは賢い人。その理由は、「どんなに話が上手くなっても、人から好かれることにはつながらない」からです。
話の上手い人とコミュニケーションの上手い人は、似ているように見えて、実はまったくの別物。話の上手い人は〝伝達能力の高い人〞である一方、コミュニケーションの上手い人は〝人から好かれる人〞であり、大きく異なるのです。

たとえば、あなたは話の上手い人を好きでしょうか? それとも「話は上手いけど、どこか好きになれないな」と思ったことはないでしょうか? あるいは、話の上手い後輩をかわいがっていますか? 話の上手い上司に気を許せますか?

実際のところ、話が上手くなればなるほど、「思っていたほど好かれない」どころか、「何かいけ好かない人」と思われるなど、好感度は下がっていくのです。

そんな話の上手い人よりも好かれるのは、感じのいい人。決して話の上手さでも、ましてや口数の多さでもなく、「思わず話しかけたくなる」「あなたとは気持ちよく話せる」という人なのです。
特にネットでのコミュニケーションが増えた今、最も必要とされているのは、〝うまく話すための会話スキル〞ではなく、〝円満な関係を築くためのコミュニケーションスキル〞。もともと会話は両者をつなぐコミュニケーションツールの1つですが、このスキルに格差があると心の距離は遠くなってしまうので、あまりテクニックを身につけすぎないほうがいいのです。だからこそこの本は、円満な関係を築くためのノ
ウハウに絞って書きました。
 
どんなに話が上手くなっても、周りの人から好かれないのであれば意味がありません。だからこそ、みなさんには、話の上手い人ではなく、コミュニケーションの上手い人になってほしいと思っています。

「口ベタの人こそチャンス」の時代
 
コミュニケーションの上手い人になるためには、必ずしもあなたが話す必要はありません。前項で書いたように、むしろ話すほど嫌われるリスクが高くなるので、あまり話さないくらいのほうがいいのです。
ゆえに、もし今あなたが自分自身を「口ベタ」と思っていたとしても問題ありません。この本に書かれた88のノウハウは、いずれも「無言」か「ひと言」のみのシンプルなものばかり。「自分にできるかな」と不安を感じることも、「覚えなきゃ」と力む必要もなく、ただ実践するだけで、周りの人から〝好かれて話しかけられる人〞になれるのです。

周りの人から好かれて話しかけてもらえるようになれば、当然会話の機会は増え、公私を問わず笑顔やチャンスの数が増えるでしょう。
「人に好かれようとする」と書くと、「あざとい」と感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。人間の脳には、「自分のことを好きになってくれる人を好きになる」という〝好意の返報性〞があるため、「相思相愛のムードで話しやすくなる」極めて理にかなった方法なのです。
 
既存の会話本は、「会話上手と思われたい」「言葉で相手をコントロールしたい」という自己顕示欲をベースにしたものばかり。「みなさんそんな人になりたいのかな?」「そんな人とは仲よくなりたくないのでは?」、長年そんな違和感を覚えていた私はようやくこの本を書くことができました。
 
大事なことなので、もう1度言わせてください。
「会話なんて上手くなくてもいいんだよ」
「上手くなりすぎると、むしろ好かれないよ」
 
あなたの人生が、多くの人々に囲まれて、笑顔であふれたものになるように、少しでも役立てばいいなと願っています。

もくじ(抜粋)

Prologue

Chapter1 「話しかけさせる」事前準備

1 話しかけられ上手は〝5S 〞上手
2 「イ」か「エ」を言うようにほほ笑む 
6 初対面では〝恥ずかしがり屋〞がおすすめ 
10〝外し〞のワンポイントを入れる

Chapter2 「話しかけさせる」現場テクニック
11 部屋や会場の〝センター〞で待つ 
12 ときに1人で、ときに2 人でいる  
18 2 枚の名刺をケースから出して持つ  
20 あえてキョロキョロする、困ってみる 
 
Chapter3 「相手の話が弾む」無言のアクション
29 2人の間にあるものをどかして視界良好
33 視線をプラス30度上目づかいにする
39 まぶただけで相手を喜ばせる

Chapter4 「テンションを上げる」返事の仕方
46 感じのいいあいづちをコピペする
47 話すよりリアクションのほうが10倍大事
54 クライマックスは声を出さず、黙ってうなづく

Chapter5 「さらに好感度を上げる」小技
58 「不勉強ですみませんが」の前振り
61 「オチがなくてごめん」でほほ笑み合う
64 場所をガラッと変えてから、お礼を告げる

Chapter6 「会話の盛り上がりが増す」話題と質問
65 話題は”コネクター”を意識する
67 ライバルの話を振って血流を上げる
70 話が弾まないときはハイテンポな一問一答

Chapter7 「何だか気になる」ひと言
73 主語と述語を消すと、なぜか距離が近づく
77 まず前回会ったときの話を振る
79 グループでは”ハブ空港化”する

Chapter8 「思わずクスッとさせる」秘策
81 他の人や店員と即席グループを作る
82 ボソッと、ひとり言を聞かせる
88 2度怒られたら、笑わせるチャンス到来

Epilogue

 

略歴

木村隆志(きむら・たかし)

人間関係コンサルタント/コラムニスト
コミュニケーションから恋愛、婚活、夫婦、職場の悩みまで、人間関係に関わるさまざまな相談を受け続け、相談者数は対面のみで1万人を超える。また、著名人専門のプロインタビュアーとして2000人超の取材歴を持つほか、コラムニストやテレビ解説者としてさまざまなメディアに出演・寄稿。著書に『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC 出版)、『友活はじめませんか?~30代からの友人作り~』(遊タイム出版)、『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)などがある。
●カバーデザイン/渡邊民人(タイプフェイス)
●本文デザイン/森田祥子(タイプフェイス)
●イラスト/須山奈津希
●校正/円水社
 
●協力/企画のたまご屋さん