蘇生版 水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負

蘇生版 水の上を歩く?
開高 健×島地勝彦 著
  • 書籍:定価2200円(本体2,000円)
  • 電子書籍:定価1760円(本体1,600円)
  • 四六判・上製/376ページ
  • ISBN978-4-484-15213-4 C0095
  • 2015.06.11発行

いまだ人気衰えぬ開高文豪と、週刊プレイボーイ元編集長のシマジが、世界のジョークをエンエンと繰り返す。幻の名著が四半世紀ぶりに復活! 小泉武夫氏推薦「ユーモアとは何か、ジョークとは何かを知りたかったら本書を読みなさい」

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内容

幻の名著が四半世紀ぶりに復活!

『サントリークォータリー』22~31号に連載され、
1989年にTBSブリタニカより刊行された「ジョーク対談集」の復刻版。

いまだ人気衰えぬ文豪・開高 健と、
週刊プレイボーイ元編集長で現在はエッセイスト&バーマンであるシマジが、
世界のジョークをエンエンと繰り返す。

怒濤のジョーク・ストーリー174篇を掲載!
序文を『サントリークォータリー』元編集長の谷 浩志氏が執筆、
連載当時の秘話を初めて明かす。

読めばワカる。
読まねばオクれる!

新入社員の新聞記者が、
記事はできるだけ
簡潔に書けとデスクに言われて、
書いてきた。
「トム・スミス氏は、昨夜九時、
自宅ガレージにて
愛車の燃料タンクに
ガソリンがあるかどうかを調べるため、
マッチをすってみた。
あった。享年四十四歳」

文筆家・小泉武夫氏推薦
「ユーモアとは何か、
ジョークとは何かを知りたかったら
本書を読みなさい。
そうすると、この本から湧き出てくる笑いの中から、
自然に明るい心が開けてきます」

目次

そうだ、これを独り占めしてはいけない
――「酒場でジョーク十番勝負」誕生秘話 谷 浩志

ジョーク十番勝負

その1番!

その2番!

その3番!

その4番!

その5番!

その6番!

その7番!

その8番!

その9番!

その10番!

番外編

開高 健――研ぎすまされた哄笑
四カ月後、天国への手紙
オーパ番外編・ドーバー海峡横断!?
蘇生版 あとがき

ジョークINDEX

略歴

開高 健
Takeshi Kaiko

1930年大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。1954年寿屋(現サントリー)宣伝部に入社。1957年『裸の王様』で芥川賞受賞。1964年サン・アドの設立に参加。1968年『輝ける闇』で毎日出版文化賞受賞。1978年『夏の闇』でフィンランド文部大臣賞受賞。1979年短篇集『ロマネ・コンティ・一九三五年』所収の「玉、砕ける」で川端康成賞受賞。1981年菊池寛賞受賞。1987年『耳の物語』で日本文学大賞受賞。行動派作家として、『ベトナム戦記』などのルポルタージュを著す一方、ノンフィクションやエッセーにも才筆をふるった。特にプロ級の腕前を生かした釣り紀行『もっと遠く!』『もっと広く!』『オーパ!』は著名。食道ガンに冒され、大患を押して『珠玉』三部作を完成させ、1989年12月9日死去。その死を惜しむ声はあまりに多い。

島地勝彦
Katsuhiko Shimaji

1941年東京生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。『週刊プレイボーイ』に配属され、1983年に同誌編集長に就任、100万部雑誌に育て上げる。開高健氏による同誌の人生相談「風に訊け」は若者たちの心を捉え、大反響を呼んだ。その後、『PLAYBOY 日本版』『Bart』の編集長を歴任。2008 年に退任後、作家・エッセイストに転向する。『salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である』(CCCメディアハウス)、『甘い生活』(講談社)、『毒蛇は急がない』(日経BP社)、『お洒落極道』(小学館)など著書多数。シングル・モルトとシガーをこよなく愛し、伊勢丹新宿店メンズ館でセレクトショップ「サロン・ド・シマジ」をプロデュース。週末には同店内のバーでバーマンとしてシェイカーを振っている。毎週火曜日、メルマガ「週刊 SUPER Shimaji-Holic」を配信。

●ブックデザイン/松田行正+日向麻梨子
●写真/福井鉄也
●校正/円水社

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