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いつもの仕事をスペシャルな冒険に変える コミットする力

コミットする力
ジョン・ヤンツ 著
高橋璃子 訳
  • 書籍:¥1,500(税別)
  • 電子書籍:¥1,200(税別)
  • 四六判・並製/192ページ
  • ISBN978-4-484-14114-5 C0030
  • 2014.09発行
コミットする力――それは、いつもの仕事をわくわくする冒険に変え、人生をも有意義にしてくれる。では、自分自身のコミットする力を引き出すには何が必要? 多くの人を巻き込むストーリーをいかにつくる? 仕事のやりがいを100倍増にする方法!

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内容

コミットメントとは一般に、「責任を持って関わること」を指す。有言実行、絶対に仕事をやりとげる態度のことだ。
ただし、本書で論じるコミットメントは、もっと広く深い意味を含んでいる。
仕事に対する意気込み、力強い文化、相乗効果を生み出すコミュニティ。
さまざまな要素がからみあい、コミットメントといいう〈魂〉をつくりあげるのだ。

ヤバいくらいに大胆で、驚くほどに意味深い。じっくり読むべき1冊だ。
――セス・ゴーディン(『「型を破る人」の時代』著者)
 
僕はヤンツの本の大ファンだ! これを読めばビジネスが大きく成長することは確実。とにかく今すぐ読みはじめよう。
――クリス・ギレボー(『1万円起業』著者)
 

はじめに  コミットメントとは何か

 ルールに縛られたビジネスは、つまらない。
 
 世の中には起業や経営のマニュアル本があふれている。効率的に仕事を進めるための手順や決まりごとが山ほどある。失敗しないための社内規定のテンプレートだっていくらでも転がっている。
 ところが、そういうマニュアルにしたがって完璧に設計したはずのビジネスが、なぜかうまくいかない。社員はやる気がなくて不満だらけ、社内の空気はよどみ、顧客は文句ばかり言ってくる。
 どうしてみんな、楽しくなさそうなのだろう。この会社には、いったい何が足りないのだろう?

 そういう状況を変えるのが、コミットメントである。

 コミットメントとは一般に、「責任を持って関わること」を指す。有言実行、絶対に仕事をやりとげる態度のことだ。
 ただし、本書で論じるコミットメントは、もっと広く深い意味を含んでいる。仕事に対する意気込み、力強い文化、相乗効果を生み出すコミュニティ。さまざまな要素がからみあい、コミットメントという〈魂〉をつくあげるのだ。

 うまくいっているビジネスを見ると、コミットメントは当たり前のようにすみずみまで浸透している。
 それは何かひとつの要素で決まるものではなく、全体的なムードのようなものだ。コミットメントに満ちた職場に行けばわかる。社員、アイデア、仕事のプロセスなど、あらゆる側面が生き生きと輝いているのだ。

 コミットメントは仕事にやりがいを与え、人生を有意義なものにしてくれる。

 コミットメントのないビジネスは、魂のない人間と同じ。そこには喜びもやりがいもない。無意味な作業のくりかえしに消耗し、やがて消えていくのがオチだ。

 ルールを決めて上から管理するやり方は、コミットメントを殺してしまう。

 これまでのやり方はいったん忘れて、もっと自由になってみてはどうだろう。自分はなぜこの仕事がしたいのか、仕事を通じて何をなしとげたいのか、どんな世界を夢見ているのか。それをもういちど、一から考え直してみよう。仕事の「なぜ」を再発見し、仕事に対する思いとストーリーを人びとに伝えよう。

 仕事の「なぜ」を共有できたとき、人びとの心のなかにコミットメントの芽が生まれる。部下をあれこれ管理しなくても、自然に仕事へのやる気と意気込みがあふれ出て、ひとりひとりが自発的にすばらしい仕事をしてくれる。顧客はあなたの会社のファンになり、全力で応援してくれることだろう。

 あなたがコミットメントの起爆剤となり、まわりのすべてを刺激するのだ。

 本書ではさまざまな観点から、自分と周囲のコミットメントを引き出す方法を紹介していく。ただし、本書はマニュアル本ではない。あなた自身の答えを引き出すためのツールのようなものだ。本書を読み流すだけでなく、ぜひ自分自身の頭で考え、自分なりの答えを見つけてほしい。
 
 誰もがわくわくするようなビジネスを実現しよう。

もくじ

はじめに コミットメントとは何か 
 
第1章 目的 ― あなたはなぜ、働くのか
⇨あらゆることを明確にしよう 
⇨複雑なことを複雑に考えてはいけない 
⇨夢と仕事をつなげよう 
⇨背伸びしないと成長できない 
⇨思いどおりにならないことを楽しもう 
⇨本当にやりたいことを知れば、判断力が上がる 
⇨仕事は最高にわくわくする冒険だ 
 
第2章 集中 ― 内なる自分を発見する
⇨自分は今、何を考えているのか 
⇨集中力を高めるエクササイズ 
⇨もっと孤独になろう 
⇨本当の才能はどこにある? 
⇨これをやったら、あれをやる
⇨他人の欠点は自分の欠点 
⇨ビジネスマンのためのエネルギー管理術 
⇨つまらない初稿を書こう 
 
第3章 具体化 ― 夢をビジネスに進化させる
⇨心を動かす「理想」を掲げよう 
⇨ベンチャーと中小企業は何が違うのか
⇨夢をビジネスにつなげる3つの質問 
⇨未来から現在をふり返ろう 
⇨「なぜ」をビジネスの中心に置く 
⇨選ばれる会社になるためのヒント 
⇨小さな長所をアピールしよう 
⇨魅力的な会社が大切にしている7つのこと
 
第4章 共有 ― すぐれたリーダーはすぐれた語り手である
⇨チームのコミットメントが会社を強くする 
⇨最強のチームをつくる5つのルール 
⇨強い企業文化はコミットメントの共有から 
⇨共有の文化をつくる7つのアイテム 
⇨英雄のストーリーを語ろう 
⇨力強いストーリーを組み立てる技術 
⇨個人的な「なぜ」を語ってみよう 
⇨自分たちの価値観を宣言しよう 
⇨価値観に命を吹き込もう 
 
第5章 メンバー ― 社員のパフォーマンスを最大限に引き出す
⇨人材採用は「なんとなく」の印象で決めよう  
⇨社員のクチコミで人材を探すには 
⇨これから10年活躍できる人の特徴とは 
⇨社員の夢をかなえる会社 
⇨顧客サービスの前に社員サービスを
 
第6章 計画と実行 ― 計画を制するものは仕事を制する
⇨絶対にやるべきこと以外はやってはいけない 
⇨仕事のピラミッドを設計する 
⇨3つのサイクルで実行力を倍増させる 
⇨できないこと・やらないこと・やってはいけないこと 
⇨プランニングの7ステップ 
⇨ミーティングを昼寝の時間にしないために 
⇨定例ミーティングはサイクルで使い分ける 
⇨15分間の立ち会議が1日を変える 
 
第7章 成長 ― 仕事は成長の場である
⇨教えることは、学ぶこと 
⇨「深く聴く」スキルが仕事力の鍵になる 
⇨聴く技術を磨くトレーニング 
⇨本当に役立つ社員研修とは 
⇨社員がひとり残らず知っておくべきこと 
⇨経営者マインドを浸透させよう 
⇨やる気の出る報酬制度とは 
⇨仕事が教えてくれた10のこと 
 
第8章 コミュニティ ― すぐれたビジネスは人をつなげる
⇨ビジネスをはじめる前にコミュニティをつくろう 
⇨コミュニティを盛り上げる5つのアイデア 
⇨成功とは、たくさん買ってもらうことではない 
⇨理想的な顧客を集める方法 
⇨起業する人はどんな顧客を選ぶべきか 
⇨顧客のコミットメントを引き出す4ステップ 
⇨コミュニティ・マネジャーを育成しよう 
 
第9章 ストーリー ―誰もが主役になりたがっている
⇨顧客をストーリーに巻き込もう 
⇨顧客を物語の主役にしよう 
⇨顧客のバックストーリーを知ろう 
⇨世界に向けて語りかけよう
⇨信頼を勝ち取る「質問」テクニック 
⇨顧客獲得の無敵サイクル 
⇨顧客をハッピーにしよう 
 
第10章 拡大 ― 世の中に価値を広めよう
⇨クチコミを引き出すテクニック 
⇨キュレーションで情報発信を加速しよう 
⇨世の中のプラットフォームになろう 
⇨仕事とは、価値を生み出すこと 
⇨パートナーシップで相乗効果を生み出そう
 
まとめ コミットメントの7要素 
おわりに 
 
謝辞 
装丁/bookwall
校正/円水社