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アル・カーイダと西欧 打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」

アル・カーイダと西欧
ジョン・グレイ 著
金利光(キム・イグァン) 訳
  • 書籍:品切れ
  • 四六判・上製/198ページ
  • ISBN978-4-484-04113-1
  • 2004.05発行

それぞれの近代社会には多様な違いがあるはずだ。 ならば、その違いや対立を消し去り、一つの文明や価値観に収斂させようとするのではなく、違いを不可避なものとしながら、共生の道を探りつつ、未来を切り開くべきだ。 (ジョン・グレイ)

書籍

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内容

アル・カーイダと西欧の衝突は宗教戦争である。西欧がイスラム急進主義に対抗して掲げる普遍的文明という啓蒙思想はキリスト教から生まれた。アル・カーイダの特徴である神権支配と無政府性の奇妙な合体は西欧過激思想の副産物だ。両者を争いに駆り立てている信念の本質を、どちらの当事者も理解していない。

目次

謝辞
第1章 アル・カーイダが打ち砕いたもの
第2章 近代化をめざした三つのプロジェクト
第3章 近代化論者の始祖
第4章 うたかたのグローバル自由市場
第5章 地政学と成長の限界
第6章 変容する戦争
第7章 パクス・アメリカーナ?
第8章 近代とは何かを事前に知ることはできない
訳者あとがき
原注

著者

ジョン・グレイ
959年、横浜生まれ。海洋フォトジャーナリスト。東京水産大学(現東京海洋大学)水産学部卒。ダイビング歴26年。脱サラし、漁師、ダイビングインストラクターを経て、写真家・中村征夫氏に師事。現在は海の撮影をメインとしたプロダクション「ティエムオフィス」代表。最近はTVCM撮影などもこなす一方、最先端の水中デジタル撮影に精力的に取り組み、個展等で高い評価を得ている。主な著書に「魚眼海中散歩」(講談社)、「たくさんのふしぎ ウミウシ」(福音館書店、共著)、「ダイビング上達クリニック」(マリン企画)などがある。日本写真協会会員、日本自然科学写真協会会員、かまくらペンクラブ会員 。

訳者

金利光(キム・イグァン)
1945年生まれ。京都大学英米文学科卒。翻訳家。翻訳工房パディントン・アンド・コンパニイ主宰。共著書に『英日翻訳トレーニング・マニュアル』(バベル・プレス)。訳書に『ウェルチ 勝利の哲学』(PHP研究所)、『ホワイト・バッジ』(光文社)、『韓国人』(河出書房新社)、『犬人怪物の神話』(工作舎)、『デル』(三修社)、『仕事に使えるゲーム理論』(阪急コミュニケーションズ)など多数 。

●装丁/轡田昭彦