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スタンフォード大学発 食物アレルギー克服プログラム

食物アレルギー克服プログラム
ケアリー・ナドー 著
スローン・バーネット 著
山田美明 訳
  • 書籍:¥2200(税別)
  • 電子書籍:¥1760(税別)
  • 四六判・並製/448ページ
  • ISBN978-4-484-21102-2
  • 2021.2発行
今、「アレルゲン回避」から
世界の治療法は大きく転換している。
免疫を再訓練することで食物アレルギーを治す。
 
スタンフォード大学アレルギー・喘息研究センター長による
最新研究レポート&治療法。


過去一世紀の間、食物アレルギーの研究者たちは新たな大陸を開拓してきた。
そしていま、ようやく免疫システムへの理解が深まり、新たな選択肢を増やせる
豊かな土壌が形成されてきた。
 この新たな世界の中心にあるのが、免疫療法だ。摂取した食べ物を敵と
見なさないよう免疫システムを訓練するこの治療法は、きわめて効果が高い。
命にかかわる激しいアレルギー反応の原因になるナッツや小麦、卵、
乳製品などの食物は、本来まったく危険なものではない。それをゆっくりとだが
確実に免疫システムに教え、体を正常な状態に戻していくのである。
(「本書の概要」より)


書籍

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目次

第一部 食物アレルギーを理解する
 
第1章 本書の概要
新たな大地を探検する
案内人を務める本書の著者について
ケアリー/スローン/2人
多くの手でつくられる未来
新たな大地を旅するための心がまえ
食物アレルギーと新たに診断された大人の読者へ
用語の説明
 
第2章 蔓延する食物アレルギー――現状とその理由
蔓延を示すデータ
衛生仮説――正しいこと、間違っていること、今後の課題
旧友仮説
二重アレルゲン暴露仮説
ビタミンD
食物アレルギーの仕組み
ほかのアレルギー型反応
アレルギーとは異なる不耐症について
まとめ
 
第3章 それって私のせい?――子どものアレルギーの責任
遺伝子は関係しているのか?
胎児期の環境
母乳
粉ミルクはどうなのか?
帝王切開の影響
ほかの要因は?
まとめ
 
第4章 どうすればいい?――食品ラベル、キッチン、学校などで注意すべきこと
食物アレルギーと診断されたら何をし、何を尋ね、何を学ぶべきか?
最初のステップ
食品棚・冷蔵庫/料理/交差接触
食品ラベルを理解する
閾値とアナフィラキシー
エピネフリンとは?
エピネフリンの使い方/学校でのエピネフリン/エピネフリン薬剤の種類と価格
抗ヒスタミン剤とジフェンヒドラミン
食物アレルギーとの日常生活
アレルギー反応に対するほかの対処法
まとめ
 
第二部 食物アレルギーを治療・克服する科学
 
第5章 アレルゲン回避神話――これまでの考え方
予防食
アレルゲン回避にまつわる問題
アレルゲン回避はなぜ効果がないのか?
テスト、テスト、またテスト
病歴
食事日誌
皮膚プリックテスト
血液検査
皮内テスト、皮膚パッチテストなど
食物経口負荷試験――最高の診断基準
好塩基球活性化試験
まとめ
 
第6章 これまでの考え方を一変させる――早期導入の科学とその方法
不思議な相違
さらなる大胆な試み
ピーナッツ以外のアレルゲンは?
アレルゲンになりそうなものを早期導入する方法
アレルギーの兆候/早期導入を始める時期/具体的な導入方法/多様な食事の重要性
プロバイオティクスとプレバイオティクス
まとめ
 
第7章 アレルゲン回避神話を越えて――免疫療法という輝かしき新世界
免疫療法とは?
免疫療法研究の始まり
経口経路での取り組み
決定的な臨床試験
免疫療法と薬剤を組み合わせる
免疫療法により生活は改善するのか?
ほかの免疫療法
舌下免疫療法/経皮免疫療法/プロバイオティクスと免疫療法の併用
免疫療法に対する医療機関の見解
食物アレルギー用ワクチン
まとめ
 
第8章 免疫療法と自分
どんな人が免疫療法を受けられるのか?
免疫療法は苦痛を伴うのか?
免疫療法はどれぐらいの時間がかかるのか?
免疫療法にはどれぐらいの費用がかかるのか?
免疫療法により自分の食物アレルギーは治るのか?
免疫療法の試験に参加するにはどうすればいいのか?
試験に参加しなくても免疫療法を試せるのか?
アレルゲンを回避するという選択肢
新しい世界
最後に一言
まとめ
 
第9章 食物アレルギー治療の(そう遠くない)未来
ピーナッツを改良する
新たな遺伝子
原因を突き止める
携帯用器具
エピネフリン投与法の発展/成分センサー/ほかの食品センサー
薬剤
ワクチン/遺伝子治療/そのほかのアプローチ
アレルギーを予防するおやつ
アプリ
まとめ
 
第三部 患者の視点と世界的な視点

第10章 食物アレルギーの精神的負担
幼少期
小学生の時期
思春期
性格と食物アレルギー
食物アレルギーがもたらす不安
免疫療法がもたらす不安
不安を抱える人を助けるには
専門家の助けが必要なとき
免疫療法の現場で
まとめ
自分の道を選ぶ
 
第11章 食物アレルギーを終わらせるために
食物アレルギー患者の増加
ヨーロッパ/アフリカ/アジア/南アメリカ/オーストラリア/中東/まとめ
環境の問題
アレルゲン食物への影響/花粉への影響
食物アレルギーとの生活を変えていくには
6つのD
食物アレルギーに関する政治活動
 

謝辞
 
付録1 食物アレルギーに関する情報源
付録2 世間に広まる俗説と事実
付録3 利益相反開示
用語集


免責

食物アレルギーの治療は、医療の専門家の綿密な監視のもとでのみ
行なわれるべきであり、免疫療法などの治療を家庭で試してはならない。
家庭で独自に免疫療法を試みるのは、絶対にしてはいけない。
特に自分の子どもが食物アレルギーなのではないかと懸念している人は必ず、
固形食を導入する前に小児科医や小児アレルギー専門医に相談すること。
本書の出版社と著者は、本書に書かれた方法を独自に実践した場合に
起こりうる健康状態に関するいっさいの責任について、これを放棄する。


プロフィール

[著者]
ケアリー・ナドー Kari Nadeau
スタンフォード大学ショーン・N・パーカー・アレルギー・
喘息研究センター長。ハーバード大学メディカルスクール卒業。
ハーバード大学メディカルスクールでM.D.(医師免許)と
博士号取得。ボストン小児病院で研修医、カリフォルニア大学で
アレルギー・喘息・免疫学の臨床研究などを経て、現職。専門は
アレルギー、子供の健康、免疫学など。アレルギー喘息の予防と
治療法の専門家として世界的に知られている。
 
 
スローン・バーネット Sloan Barnett
弁護士、ジャーナリスト。ニューヨーク大学法科大学院卒業後、
ニューヨーク・マンハッタン地区検察局で地方検事補となり、
消費者問題に関するジャーナリストとしても活躍。ナドー博士の
プログラムを通じて自身の子供のアレルギーを克服した経験を持つ。
環境活動家としても知られており、著書に『人生を変える「GREEN」
―― 健康な生活と美しい地球のためのシンプルな方法』(春秋社)
などがある。
 
 
[訳者]
山田美明 Yoshiaki Yamada
英語翻訳家。訳書に『薬のいらない生き方』(サンマーク出版)、
『アスペルガー医師とナチス』(光文社)、『人類対新型ウイルス』
(共訳、朝日新書)、『スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM』
(東洋経済新報社)、『バフェットの株式ポートフォリオを読み解く』
(CCCメディアハウス)などがある。
 


装丁+本文デザイン KEISHODO GRAPHICS
校正 麦秋アートセンター
 
翻訳協力 リベル