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「考えた人すごいわ」を考えたすごい人

「考えた人すごいわ」を考えたすごい人
岸本拓也 著
  • 書籍:¥1600(税別)
  • 電子書籍:¥1280(税別)
  • 四六判・並製/200ページ
  • ISBN978-4-484-20219-8
  • 2020.7発行
「ガイアの夜明け」「世界はほしいモノにあふれてる」 など テレビ出演多数!
日本全国に160店舗以上の奇想天外なベーカリーをプロデュースし、大成功させている著者の 「売れる仕組み」のつくり方。
「目を引くデザイン」 と 「老若男女から受け入れられる商品」 を軸とした、その成功例の根底には、 ゆるぎない哲学とマーケティング基盤があった!


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はじめに


「生とサザンと完熟ボディ」
「キスの約束しませんか」
「あらやだ奥さん」
「夜にパオーン」
「おい! なんだこれは!」

 読者のみなさんには「突然何を言ってるんだ?」と思われるかもしれませんが、これらは僕が今までにプロデュースしてきたお店の名前です。
 では、何を売っているお店なのか。店名からは見当がつきませんよね? 「もしかしたらいかがわしいもの?」なんて思われてしまうかもしれません。

 正解は「食パン」です。


◎売れる店を作ることが使命

 僕が代表を務めるジャパンベーカリーマーケティング株式会社は、新しくベーカリーをはじめる人に、開業のためのサポート・プロデュースをする会社です。 
 本書のタイトルにもある「考えた人すごいわ」という高級食パン専門店を作った会社でもあります。2013年にスタートしてから、開業に導いたベーカリーは、現在までに国内外を問わず160軒を超えました。
 
「ベーカリープロデューサー」という肩書にも、なじみがない人が多いかもしれません。それもそのはず、「ベーカリープロデューサー」とは極めて稀な職業であり、今のところ日本には、僕しかいません。
 具体的に何をするのかと言えば、先に挙げたような店名の提案に加え、パンの開発から店舗のデザインまでトータルでプロデュースし、ご依頼いただいたオーナーさんのために「売れるパン屋」を作ることをミッションとしています。


◎店を作ることはショーを作ること

 たとえば、東京都内にある「考えた人すごいわ 清瀬店」では、オープンから2年が経ちますがいまだに店の前に行列ができ、2斤800円と食パンにしては少し贅沢な商品を一日に500本ほど売り上げています。
 
 僕は「一つの店を作るのは、一つのショーを作ることと同じ」と考えているので、いわゆるステレオタイプの店をそのまま作っても成功はないと思っています。
 
 ですから「考えた人すごいわ」では、小麦粉、塩、バターなど使用する素材にとことんこだわった「かつてない口どけの高級食パン」という商品の特長から、店名には食べたお客様が思わずこんな風につぶやいてしまうであろう言葉を考えてつけました。
 また、看板やショッパー(持ち帰り用紙袋)に描かれたギリシャ彫刻のようなタッチの威厳のあるイラスト。店舗の側面には大きく「秘伝」の2文字。いずれも、お客様に非日常のちょっとしたワクワクを感じていただくために、今までのパン屋にはなかった演出を施しました。

 そして、現在ではありがたいことに全国のオーナーさんたちから、こうしたパン屋のプロデュースの相談を月に40件以上いただき、新規の案件は半年ほどお待ちいただいている状況です。


◎岸本流ビジネス理論
 
 最近ではメディアに呼んでいただく機会も増えたので、もしかしたら僕のことを知ってくれている人もいるかもしれません。
 テレビなどを通して僕を見たことのある方はご存知かと思いますが、僕の髪型やファッションは、お店のネーミングのように少し変わっています。髪を長く伸ばしヒゲをたくわえて、旅人のような古着を着込んでいるので、「奇抜なファッションが好きな人」という風に見えるかもしれません。詳しくは本編でお話ししますが、実はこのルックスも僕のビジネスにおける考え方と根底で深くつながっているのです。

 本書では、そんな僕が「仕事において大切にしていること」や、「どうしたらたくさんの人に喜んでもらえるビジネスを作れるのか」「新しいアイデアの生み出し方」などについて、ご紹介していきたいと思います。

 マーケティング、ブランディング、プロモーション、どれを取っても僕自身の経験と考察から生まれた「岸本流」の理論ですが、パン屋や個人商店を経営されている方に限らず、「ビジネスがなかなか上手くいかない」「今やっているビジネスをもっとよくしたい」という方に役立つ内容になっていると思います。
 
 ぜひ最後までお楽しみください。

目次

<巻頭カラー>
「考えた人すごいわ」とは?
岸本拓也プロデュース店ギャラリー
ショッパーギャラリー


第1章 岸本流 思考回路
 
金儲けをゴールにしてはいけない
僕のアイデアの源泉は「音」「旅」「服」「食」
ありきたりになるな! クレイジーでいいんだ!
あえてダサさを打ち出す「ハズし」の美学
「掘り下げる」よりも「広げる」
変化することを恐れない
一日10時間以上働いてはいけない!


第2章 岸本流 マーケティング術

「コンセプト」と「ターゲット」だけは絶対にハズすな!
「データ」と「感性」、この二つのかけ算こそが重要!
ストーリーが魅力的なコンセプトを生み出す
売り上げデータを徹底的に分析せよ!
上辺だけパクっても成功することはない
僕が考えるプライス設定の原則


第3章 岸本流 ブランディング術

店名と売り方はわかりやすさが最重要
注目を集めるネーミングの極意
主力商品はaikoさんがお手本
誰かに見せたくなるような「デザイン」こそが大正解!
売り物は「商品」だけじゃない。「体験」を含めて買ってもらう!
お客様を飽きさせないのが「商い」だ!


第4章 岸本流 プロモーション術

スローガンは作る・売る・広める
ギャップが話題を呼ぶ!
外観と店名の賞味期限は一日
POPはあなたの想いを伝えるメッセージボード
「まごころ」なくしてプロモーションは成功しない


第5章 岸本流 チーム戦略術

異業種からの参入で業界に化学変化を起こせ!
コーヒー豆を選ぶのも社員の大事な仕事
時代の風を読み変化に対応できる会社を目指す
感動し続けてもらうために、感動し続ける


<コラム>
おいしいパンの食べ方①「キャベツたっぷり生姜焼きサンド」
おいしいパンの食べ方②「シソ香る納豆サラダカナッペ」
おいしいパンの食べ方③「メープルナッツフロマージュ」
おいしいパンの食べ方④「柚子胡椒マヨのだし巻き卵サンド」
おいしいパンの食べ方⑤「カカオいちごジャムバタートースト」
 
岸本拓也プロデュース食パン専門店リスト



 

 

略歴

岸本拓也
TAKUYA KISHIMOTO

ジャパン ベーカリー マーケティング株式会社代表取締役社⾧
有限会社わらうかど代表取締役社⾧

関西外国語大学卒業後、人に喜んでもらうことを仕事にしたいという想いから、外資系ホテルの横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズに入社。広報PR・レストランカフェ・ホテルベーカリーショップのマーケティング及び企画業務を担当。20代後半、ベーカリー開業準備のため退社し、有限会社わらうかど設立。2006年横浜・大倉山にて「TOTSZEN BAKER’S KITCHEN(トツゼンベーカーズキッチン)」を開業。2011年より、震災地におけるベーカリープロデュースやホテルベーカリーの業態開発を経て、 2013年にジャパンベーカリーマーケティング株式会社を設立。国内外問わず現在進行中の案件も含めて約200店舗のベーカリーをプロデュースしている。
編集_細谷健次朗(株式会社G.B.)
編集協力_柏もも子(株式会社G.B.)、高橋哲也、村沢譲
カバーイラスト_中村文信(SEWI)
デザイン_森田千秋(Q.design)
校正_円水社