CCCメディアハウス

内容

恋に仕事に頑張る女性たちに贈る、元気になれる57の言葉。

明日のプレゼンで胃が痛かったり、週末に何もせずにパジャマでだらだらと過ごしてしまったり、女友達に嫉妬してしまったり、彼にいらぬ疑いをかけてしまうなど、現代社会で生き抜く女性たち。じっくり考える暇もなく、毎日に追われるばかり。自己嫌悪で自分のことが嫌になってしまうことも……。

女性が直面する、恋愛、仕事、家族、買い物、幸福、芸術、流行、嫉妬……など57の項目について、プラトン、カント、ソクラテスをはじめ偉大な先人たちが、恋に仕事に忙しい女性たちを励まします！

目次

Chapter1　女の生き方
01　美　（イマニュエル・カント）
02　靴　（エピクロス）
03　弱点　（ルネ・デカルト）
04　セール　（ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル）
05　スタイル　（ルキウス・アンナエウス・セネカ）
06　流行　（ヘンリー・デイヴィッド・ソロー）
07　始まり　（アリストテレス）
08　時間　（ノヴァーリス）
09　誕生日会　（老子）
10　インターネット　（ヴォルテール）
11　テクノロジー　（ジョン・デューイ）
12　驚き　（プラトン）
13　希望　（ヨースタイン・ゴルデル）
 
Chapter2　教訓
14　自己愛①　（フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー）
15　幸福　（ダライ・ラマ14世）
16　待つこと　（荘子）
17　罪悪感　（ジョン・ロック）
18　疑念　（アウグスティヌス）
19　不安　（エピクテトス）
20　自尊心　（パトゥル・リンポチェ）
21　思い上がり　（アンゲルス・シレジウス）
22　おしゃべり　（ミシェル・ド・モンテーニュ）
 
Chapter3　人間関係
23　女友達　（トマス・アクィナス）
24　プレゼント　（プルタルコス）
25　お世辞　（バルタサール・グラシアン）
26　自慢屋　（ブレーズ・パスカル）
27　誤解　（ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン）
28　真実　（フリードリヒ・シュレーゲル）
29　「ノー」ということ　（マハトマ・ガンジー）
 
Chapter4　仕事
30　冷静さ　（ヘラクレイトス）
31　短気　（レフ・トルストイ）
32　許し　（ジェルメーヌ・ド・スタール）
33　臆病　（ジャン・ジャック・ルソー）
34　復讐　（マルクス・アウレリウス・アントニヌス）
 
Chapter5　男と女
35　男性　（デイヴィッド・ヒューム）
36　自己愛②　（フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー）
37　恥じらい　（デジデリウス・エラスムス）
38　処世術　（孔子）
39　心配性　（オスヴァルト・シュペングラー）
40　怒り　（ホラティウス）
41　嘘　（プロタゴラス）
42　嫉妬　（フリードリヒ・シュライアマハー）
 
Chapter6　家族
43　結婚　（セーレン・キェルケゴール）
44　家族　（マリー・フォン・エーブナー＝エッシェンバッハ）
45　欲望　（バールーフ・デ・スピノザ）
46　天才　（ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク）
47　僻み　（アルトゥル・ショーペンハウアー）
48　憧れ　（エルンスト・ブロッホ）
 
Chapter7　健康
49　快楽　（ジグムント・フロイト）
50　怠惰　（マルクス・トゥッリウス・キケロ）
51　暇　（トマス・ホッブズ）
52　ダイエット　（オド・マルカード）
53　食事　（ソクラテス）
54　瞑想　（道元）
55　スポーツ　（ジャラール・ウッディーン・ルーミー）
56　芸術　（フリードリヒ・ニーチェ）
57　旅　（アレキサンダー・フォン・フンボルト）

略歴

［著者］
レベッカ・ラインハルト　Rebekka Reinhard 　
1972年生まれの哲学者。ベルリン自由大学で、アメリカおよびフランスの現代哲学をテーマに博士号取得。現在、民間機関で研究員をしているほか、企業や医療従事者に向けた研修で哲学講師をつとめる。2009年に出版された『意味のダイエット』（未邦訳）は大ベストセラーとなったほか、近著『オデュッセウスあるいは迷いの技術』（未邦訳）など、女性の生き方に関する本を多数執筆している。

［訳者］
小嶋有里　Yuri Kojima
翻訳家。2年のドイツ留学を経て、東京大学大学院で博士号取得（学術）。現在、大学でドイツ語を教えるかたわら、ドイツ語の歴史書などの翻訳にたずさわっている。ラブラドール・レトリバーを飼うのが夢。

●装丁・本文デザイン／平木千草
●校正／円水社